凍結による被害

水道管が凍結したまま放置していると、蛇口をひねっても水が出なくなり、破損や最悪のケースでは破裂してしまう可能性があります。 そのため、水道管が凍結したら、できるだけ早い対処が必要です。この際、行ってはいけないのが、下記のような行為です。
●水道管に熱湯をかける　●ドライヤーで温める
これらの行為は、水道管破裂の直接的な原因になります。水道管が破裂してしまうと自分で対処することはできず、専門の水道修理業者に依頼するしかありません。 一定の費用が必要になるのはもちろん、一定期間水が使用できなくなる可能性があります。 また、冬の間は同様のトラブルが近所で発生しているケースもあり、水道修理業者にすぐに対応してもらえるとは限りません。

集合住宅での二次被害

マンションやアパートなどでは、トイレのつまりを放置すると階下の部屋に迷惑をかける可能性があります。 というのも、集合住宅ではトイレの配管を共有しているため、下の階にもつまりや水の流れが悪くなるなど影響が出ることがあるのです。
また、つまりを放置したことで水が逆流し、水漏れを起こすこともあります。
自分のトイレが水浸しになっただけなら掃除すれば済む話ですが、水の量が多いと、最悪の場合、 下の階まで水が漏れてしまったりと状況によっては他の人にまで迷惑をかけてしまうこともあり得えます。
階下の部屋に水漏れしたら、それによって汚れた家具、水に触れて故障した家電のなどの賠償を求められるケースもあります。 クロスや壁紙の張替えも必要となれば、数十万円の賠償になることも考えられます。
一戸建てももちろんですが、集合住宅でのトイレつまりは特に迅速な対応が必要です。

一軒家での水漏れと水道料金への影響

家中の水まわりに水を届ける水道管。水道管や水栓器具には耐用年数が設定されていて、その期間は10-15年程度です。 経年劣化による水漏れの場合はジワジワと本体根元や蛇口から水が漏れだすのが特徴です。 ほんの少しの水漏れだからといって放置しておくと、水道料金の値上がりや水栓器具自体の故障に繋がり、 大規模な水漏れになってしまう可能性も否定できませんので、早急に水漏れ箇所を特定することが大切です。
蛇口やトイレの脇からポタポタと滴る程度のわずかな漏水であっても、時間が経過するとかなりの水量となります。 蛇口から6立方メートル（6000リットル、6トン）の水漏れが一か月続くと、1800円が漏水量分の金額として出るとも言われています。 トイレの便器からの漏水では、1ヶ月漏水が続くと10立法メートル（10000リットル、10トン）を超える漏水にまで及ぶことがあります。 少し位の漏水だからと放置していると、ある日水道代の明細を見てビックリ！という事態にもなりかねません。